どっちが正解?というお話なのですが、正解は坐禅なんだそうです。
当初、筆者も「座禅ではなく、坐禅です」。とプロフェッショナル(禅僧)にご指摘いただきました。
このサイトでも「坐禅(座禅)」と表記することが度々ありますが、その理由として一般の方々の認識は坐禅ではなく座禅なんですね。
グーグル先生(グーグル検索)に聞いてみたところ、WEB上で坐禅が含まれているページが約1,690,000件、座禅が含まれているページが約1,460,000件。
ところが、坐禅と座禅の月間平均検索数を調べてみると、坐禅が1,300件、座禅が9,900件。
坐禅の約7倍、座禅で検索されています。
文字変換では優先的に座禅が出てきたりもしますのでそのあたりもこの数字に表れているのかもしれませんが、特に考えない限り座禅で認識してしまうのだと思います。
坐と座、どちらも【すわる】ですが、大辞林 第三版の解説によると座には「すわる場所」とも明記されています。
ですので本来、坐が「すわる」という動作そのもので座が「すわる」場所を表しているのでしょうか。
ポイントは座の广(まだれ)にあるようです。广(まだれ)の正式名称は广部(げんぶ)といい、ウィキペディアには”广の字は岩屋を意味する。『説文解字』によると崖を利用した家屋の形に象る。”とあります。
このことから座には「すわる場所」という意味も含まれるのではないでしょうか。
家屋にあるのは屋根。屋根の下に坐る。座る。
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